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差別化レーヨンで新たな価値創造 製販一体のモノ作りを推進

インタビュー よくわかる「ダイワボウ」

ダイワボウグループは、中期経営計画の基本方針の一つである「成長が見込める市場、地域での事業拡大」を目指し、さまざまな新領域や新規市場への挑戦を続けています。そこでITインフラ流通事業、繊維事業、産業機械事業それぞれで成長分野・新領域に挑戦しているチームの活躍を紹介します。


ダイワボウレーヨン 機能原料部


 ダイワボウレーヨンは、現在日本に2社しかないレーヨンメーカーの1社です。国産レーヨンを守るために欠かせないのが差別化による新たな価値創造。機能原料部では製造を担う益田工場(島根県益田市)の商品開発部と連携しながら、製販一体のモノ作りと提案でユーザーニーズに応じた商品の提供に努めています。

 新興国のキャッチアップが激しい繊維業界ですが、特にレーヨンは競争の激しい分野です。一方、「世界的に見ればレーヨンは成長産業。セルロース系繊維の需要は拡大が続いていますが、綿花の生産量には限界がありますので、レーヨンの役割はますます大きくなります」と機能原料部の高橋伸行部長は強調します。

 ダイワボウレーヨンのレーヨンは現在、主に紡績用と不織布用、そして機能紙など湿式不織布用のショートカットファイバーがありますが、厳しい国際競争を勝ち抜くためにこれまでも機能レーヨンなど差別化品の開発に活路を見出してきました。とくに紡績用途に関しては「差別化品率100%が目標」(高橋部長)というように、徹底した開発と取引先との取り組みで大きな成果を上げてきました。

 こうした取り組みに欠かせないのが益田工場の商品開発部と連携した開発と提案です。機能原料部販売課の若槻淳子さんは益田工場の商品開発部から機能原料部に籍を移し、主にSPA向けの原綿販売を担当しています。「開発を担当していたときは、どうしても技術的スペシャリティのある開発にばかり意識が向かいがちですが、営業を経験することでコストや開発スピードを意識するようになりました」と話します。また、機能原料部には定期的に商品開発部から若手技術者が送り込まれ、営業に同行する研修も実施。現在、機能原料部に派遣されている商品開発部の山口浩平さんは「実際にユーザーのところに出向いて話を聞くことで、開発の面でも常に新しい発見があります」と話します。高橋部長も「今は工場だけで開発する時代ではありません。若手の段階から外に出て、情報を取らないと」と取り組みの意義を強調しています。


新規用途開発にも重点

フェイスマスクに機能レーヨンを活用

フェイスマスクに機能レーヨンを活用

 新たな用途開発も欠かせません。その一例が寝装用の中わたです。開拓を進めている販売課の城市典昭さんは「中わたは、ポリエステルが主流の分野ですが、インナーで培った機能素材を提案することで、新たな展開が可能です」と指摘。近年、寝装用中わたの分野は世界的な羽毛不足から新たな代替素材へのニーズが高まっていることもあり、レーヨンの機能性が生きる分野として注目も高まってきました。

 一方、不織布用途でも差別化レーヨンへのニーズが徐々に高まってきました。不織布向けを担当する幸木大副部長は「レーヨン不織布は従来、濡れティッシュなど使い捨て用途が中心でしたが、最近はコスメ用フェイスマスクなど新しい用途が増加し、機能レーヨンを提案するチャンスが増えています」と指摘します。そこで重要になるのがグループ協業です。不織布向けも担当する城市さんは「ダイワボウポリテックとも協業し、コスメなどコスト的に機能レーヨンが受け入れられる用途への提案を進めています」と話します。

 もう一つ、ダイワボウレーヨンが力を入れているのが海外販売の拡大です。「世界的にセルロース系繊維の需要が拡大する中、綿からのシフトが起こっています。そこに“ジャパン・テクノロジー”を発揮した差別化レーヨンを販売する」(高橋部長)という戦略です。このため大和紡績香港と連携し、主に中国の紡績や不織布メーカーへの提案を進めています。そこで活躍が期待されているのが販売課の王暁慧さん。中国の出身で日本の大学院を修了後にダイワボウレーヨンに入社しました。「まだまだ勉強中ですが、とくに品質問題に関する知識を増やしています」と話します。

 国内だけでなく海外へも差別化素材を提案することで、ダイワボウレーヨンはレーヨンによる新しい価値の創造と発信に取り組んでいます。



 機能原料部では、各メンバーが自力で問題解決することを重視しています。とくに若い人にはその力を養って欲しい。取り組み型営業は毎日顧客から怒られながらの営業ですが、それでもダイワボウレーヨンから商品を買いたいと思わせるような存在を目指して欲しいと思います。

機能原料部長
高橋 伸行


 機能原料部は、私のように昔ながらの営業手法の人間と、若手メンバーがうまくバランスを取りながら活動できています。特に若い人には自力で物事を切り開く力をつけて欲しいですし、そのためにバックアップしていこうと思います。

機能原料部副部長
幸木 大


 自己完結で比較的自由に営業活動ができているのは、やはり上司にしっかりとフォローしていただいているからです。だから安心して仕事ができています。最近、後輩社員も増えてきたので、そこからも大いに刺激を受けています。

機能原料部販売課
城市 典昭


 コストと開発スピードを知識しながら、新しい付加価値でユーザーのニーズに応えることが目標です。女性の目線も開発や提案に生かしていきたいと思います。

機能原料部販売課
若槻 淳子


 営業現場を知って、コスト意識など考え方が大きく変わりました。今では自分から提案もできるようになってきました。今後の開発に生かしていきたいと思います。

商品開発部第2グループ
山口 浩平


 私は当社にとって初めての外国人社員ですが、上司や先輩の丁寧な指導のおかげで安心して働くことができています。経験を積みながら、外国人としての立ち位置も生かせればと思います。

機能原料部販売課
王 暁慧

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2017.01 THE Daiwabo 「成長市場・新領域に挑戦」

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