当社グループ※は、ダイワボウグループ環境方針にて環境汚染の防止を掲げ、化学物質・油等による環境汚染の防⽌・軽減、大気汚染物質の排出量削減、有害廃棄物および排水の排出量削減・適正処理に努めています。

 

※「当社グループ」とは、ダイワボウホールディングス株式会社およびその連結子会社を総称していいます。

VOCの排出

産業機械事業の株式会社オーエム製作所(以下  OM)において、製品部品の塗装工程にて一部、揮発性有機化合物(VOC)を排出しています。削減の取り組みについては、乾式集じん機を利用し、塗装後の研磨時の粉じん飛散を抑制しています。

VOC大気中への排出量

2021年度 2022年度 2023年度
大気排出量(t) 8 8 10

法改正により2023年度から対象物質が大幅変更となりましたが、2022年度に比べ横ばいで推移しています。

水質汚濁物質

当社グループは該当施設がありません。

土壌・地下水汚染への対応

産業機械事業のOM長岡工場において、地下水のモニタリングを実施しており、汚染がないことを確認しています。また工場建設時には調査の上、行政に報告しています。

化学物質の管理

ITインフラ流通事業のダイワボウ情報システム株式会社(以下  DIS)においては、電子商取引(BtoB)システムiDATEN(韋駄天) の商品情報に、環境に配慮された商品であることが確認できる「環境情報」を提供しています。ひとつひとつの商品が環境に配慮された商品であるかを調べる工数を軽減し取引先のグリーンITを推進しています。また、DIS取扱商品における含有物質などの各種照会については、iDATEN(韋駄天)を通じた情報提供とともに、必要に応じてメーカーに問い合わせを行い回答しています。
ITを通じた環境活動への貢献
主な環境情報:J-Moss、RoHS指令など

 

産業機械事業においては、原材料の一部成分が化学物質排出移動量届出制度(PRTR制度)の対象化学物質であり、適正に管理し行政に届け出るなどPRTR制度を遵守しています。
 PRTR制度:化学物質排出移動量届出制度(Pollutant Release and Transfer Register)

PRTR制度対象物質の排出量・移動量  排出量・移動量の多い10物質

化学物質の名称 2023年度 2022年度 主な用途
排出量(t) 移動量(t) 排出量(t)
大気への排出 公共用水域への排出 当該事業所における土壌への排出 当該事業所における埋立処分 合計 合計 合計
トルエン 6 0 0 0 6 0.6 5 塗装工程
マンガン及びその化合物 0 0 0 0 0 0.1 0 塗装工程
キシレン 1.3 0 0 0 1.3 0.1 1.1 塗装工程
エチルベンゼン 1.2 0 0 0 1.2 0.1 0.2 塗装工程
スチレン 0.3 0 0 0 0.3 0.0 0.2 塗装工程
ブチルセロソルブ ※ 0.3 0 0 0 0.3 0.0 - 塗装工程
メチルイソブチルケトン ※ 0.1 0 0 0 0.1 0.0 - 塗装工程
ヘキサン ※ 0.0 0 0 0 0.0 0.0 - 塗装工程
ヘプタン ※ 0.0 0 0 0 0.0 0.0 - 塗装工程
シクロヘキサン ※ 0.0 0 0 0 0.0 0.0 - 塗装工程

※2023年度に改正されたPRTR法により指定化学物質の追加見直しを踏まえて集計しています。
    0.0は単位未満の数値を表しています。