サーキュラーエコノミーへの貢献

世界的な⼈⼝増加と経済成⻑を背景に、廃棄物の増加はグローバル課題であり、⼤量廃棄から脱却し、循環型経済(サーキュラーエコノミー)に移⾏することが必要と認識しています。ITインフラ流通事業では、クラウドサービスの普及を通じたサーキュラーエコノミーへの貢献を⽬指しています。産業機械事業では納⼊製品のメンテナンスによる⻑寿命化、端材のリサイクル、再⽣樹脂の利⽤、また全事業共通で廃棄物の削減に取り組んでいます。

2023 年3⽉期の主なトピックス

ITインフラ流通事業については、サブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」を活⽤したクラウドサービスの拡販に注⼒しており、取扱⾼は前期⽐39.4% 増加しました。iKAZUCHI(雷)は、サプライチェーンにおけるCO2排出量削減と管理⼯数の削減による業務効率化に貢献しています。また、既存のチャネルだけではなくグローバルに展開しているSaaSベンダーと協業し、⽇本国内のさまざまなユーザーのDXをサポートしています。
産業機械事業については、加⼯の際に発⽣した作業屑(切粉)は、業者へ引き取ってもらい再利⽤するとともに、電⼒量削減につながる製品開発に取り組んでいます。
また、産業廃棄物については、端材のリサイクルやリユースなどの取り組みにより排出量が減少し、再利⽤率が向上しました(詳細は、ESGデータ「産業廃棄物」を参照ください)。

産業廃棄物の排出量および再利⽤量‧率の推移

産業廃棄物の排出量および再利⽤量‧率の推移

⽔リスク管理

⽔資源は、⽣物が⽣存するうえでなくてはならない重要な資源であるとともに、⽔害や渇⽔、⽔質汚染、利⽤可能な⽔量の制限など、さまざまな形で企業活動に影響を与える恐れがあることを認識しています。産業機械事業においては、⽣産上での⽔の利⽤はわずかであり、⽣活⽤⽔を主に使⽤しています。