ダイワボウポリテック株式会社

この度、ダイワボウポリテック株式会社(大阪市中央区 取締役社長 門前 英樹 以下当社)は、コンクリートのひび割れを自己治癒させるコンクリート用強化繊維「マーキュリー®C」(以下本素材)を販売いたします。

一般的にコンクリートなどのセメント系材料は、長年の気象状況や負荷、温度変化や乾燥などの様々な体積変化が原因でひび割れが発生しやすくなります。このひび割れは、外観を損なうだけでなく、漏水、内部鉄筋の腐食による断面減少、構造物の耐久性低下などの様々な問題を引き起こします。従来の繊維補強セメント複合系材料には、コンクリートを強化する機能はありましたが、ひび割れを自己治癒するという機能や概念はありませんでした。

本素材は、当社の異形断面(+型)ポリプロピレン繊維に、特殊な表面改質技術を組み合わせており、炭酸カルシウムの析出しやすい状況を形成します。これにより、コンクリートのひび割れを自己治癒することができ、ひび割れ補修作業の軽減に加え、火災時に発生する水蒸気爆発防止効果も期待されます。自己治癒効果は大学機関との共同研究により効果を確認しております。

尚、本素材は、9月28日から10月1日までビッグサイト東京ファッションタウンで開催される繊維学会70周年国際シンポジウムのダイワボウブースでもご覧いただけます。

詳細は添付文書をご覧ください。