新規分野への進出が可能に

 

選手の声が聞こえる
サウンドサイネージ
(協力:(株)サンフレッチェ広島)

ダイワボウホールディングスは、戦略事業推進室を中心にIT インフラ流通事業、繊維事業、産業機械事業の主力3 事業、さらにその他の事業が連携し、グループ協業による新市場・新事業の創出を目指して活動しています。その中から、様々な成果が生まれてきました。

グループ協業による新事業のひとつとして、繊維事業のカンボウプラスとITインフラ流通事業のディーアイエスアートワークスが連携して取り組むデジタルサイネージ(電子看板)があります。デジタルサイネージはカンボウプラスのサインシート製造技術と販売網にディーアイエスアートワークスのコンテンツ作成ノウハウが融合することで生まれた商品です。新しいサイネージ商品としてヤマハの指向性の高い平面スピーカーを採用したサウンドサイネージを新しく商品化しました。視覚だけでなく聴覚にも訴える革新的なサイネージといえます。

デジタルサイネージは、ダイワボウ情報システム(DIS)も販売を行っています。サイネージは様々な分野で使用される商品であり、1万7000社を超える取引先を持つDISが取り扱うことで幅広い分野への提案が可能です。さらに産業機械事業のオーエム製作所や繊維事業の各事業会社を通じても商品の紹介を行っており、これらをあわせると膨大な数の取引先への提案が可能。販路・市場開拓でもグループ協業が力を発揮するといえるでしょう。

オーエム製作所とディーアイエスソリューションの協業も始まりました。このほど、オーエム製作所が製造販売する工作機械にディーアイエスソリューションが開発担当するモニタリングシステムを搭載した機械が開発されました。産業機械事業とITインフラ流通事業とが連携することで生産機械の高付加価値化を加速させることが可能になります。

鉄道関係でもオーエム製作所と繊維事業の協業が始まりました。オーエム製作所は車輪整備用旋盤をJRはじめ鉄道各社に納入しており、そのシェアも国内トップ。一方、繊維事業は車両のシートやフレームの緩衝材・防音材、連結シールドなどを各事業会社が納入しています。

各事業会社が個別に提案していた鉄道関連ビジネスについても、ダイワボウグループが一体となった戦略を組むことにより、新しい顧客の開拓や取引先との関係強化につながるよう戦略推進事業室が中心となって活動しています。