ダイワボウグループは2017年もグループ各社が国内外の展示会などに積極的に参加し、「ダイワボウ」ブランドの発信に努めました。その一部を紹介します。

 

ダイワボウレーヨン

多彩な機能レーヨンで海外市場開拓強化へ
上海国際不織布材料展覧会「SINCE2017」に初出展

ダイワボウレーヨンは、2017年11月に中国・上海の上海世博展覧館で開催された「第17回上海国際不織布材料展覧会(SINCE2017)」に機能性レーヨンを出展しました。この展示会は1986年から2年に一度開催されており、今回で17回目を迎えます。50以上の国々と地域から2万人を超える来場があるアジア地域で最大級の展示会です。開催国の中国では、紙おむつなどの衛生材料やコスメ関連用途の不織布市場が急成長を続けており、安心安全で高品質な日本製原料が好まれる傾向が強まっています。

 

 

 

上海国際不織布材料展覧会「SINCE2017」 多くのお客様がブースを訪れました

 

展示ブースでは、スパンレース用ノズルで世界一のシェアを持つ日本ノズルの製品展示と、ダイワボウレーヨンの機能性レーヨンの展示を共同で行い、両社のシナジー効果を狙いました。

今回出展したダイワボウレーヨンの機能性レーヨンは、美容効果や保湿イメージを期待できるココナツオイルを練り込んだ「COCOmoist(ココモイスト)」、独特な風合いを実現するために細繊度を追求したマイクロレーヨン「SOFTRAY(ソフレイ)」、紀州備長炭練り込みレーヨン「CHARCOARAY(チャーコーレ)」、フェイスマスク向けに開発した特殊断面セルロース繊維「Baily’s Beads(ベーリービーズ)」など、需要が伸びているコスメ分野を特に意識した素材を展示しました。ブースへは対応しきれないほど多くのお客様が来られました。展示製品のアピールと同時に会社のPRも広く行うことができ、コーポレートブランド向上の一助とすることができました。 ダイワボウレーヨンは今後、海外市場への営業活動も強化していきます。中国・韓国・台湾を中心としたアジア地域に加え、欧米などへ向けた新たなビジネスの拡大を目指します。そのために、レーヨン素材の製造工程改善や原料のリサイクル使用などによるサスティナビリティー(環境配慮型素材提案)への取り組みも強化します。安全安心な製品を提供する「エコテックス」規格の認証取得、資源環境の保全に努める「FSC COC」の認証取得も強みに、新たな市場、用途開拓に向けブランディング活動を積極的に進めます。
 

 

オーエム機械

「新しい包程式、ここに集まる。」をテーマに「JAPAN PACK 2017」へ出展
実機のデモンストレーションで導入提案、ブランド力の向上に努める

オーエム機械は、2017年10月3日から6日までの4日間、東京ビックサイトで開催された「JAPANPACK 2017」へ出展しました。「新しい包程式、ここに集まる。」をテーマに掲げた今展示会には、国内外より400社以上の出展企業が集い、約5万人の来場者がありました。

 

 

 

「JAPAN PACK 2017」広がる自動化のニーズに対応する機械を提案

 

オーエム機械は主力の自動包装機械のうち、高速連続運転において回転方式の自動供給装置を付加したVCRC60型連続カートニングマシンと、最も汎用的なVCVD60立型カートニングマシンの2台を出展しました。両機台共に、袋詰めされた食料品や日用品を箱詰めする自動包装機で、箱詰めを横からするVCRC60型連続機と、上方からするVCVD60型立型機それぞれの機械の特性をご覧いただくデモンストレーションを行いました。

VCRC60型連続機は高速連続運転でも安定的でかつ製品にやさしいハンドリングが可能なため、標準的な自動包装機を現在使用しているお客様に現有設備の更新に向けた提案を行いました。また、VCVD60型機は初めてでも操作しやすい機械で、これから包装作業の自動化設備の導入を検討しているお客様にも向いており、工程の省人化と効率化が可能なことを提案しました。こうした実機の機能を紹介することに加えて幅広いお客様に対して、「オーエム機械」のブランド力の向上に努めました。

オーエム機械はより多くの企業に自動包装機を導入していただくために、今回の展示会を通じて得た引き合いや足を運んでくださったお客様に対する営業活動を強化し、1台でも多くの受注獲得を目指します。