ダイワボウグループは、今年も様々な展示会などに積極的に参加し、コーポレートブランドの発信を進めてきました。

その中から、産業機械事業のオーエム機械の活動と繊維事業を中心としたグループ各社の動きを紹介します。

オーエム機械

最新モデル「VCPC240型スマートカートナー」を披露
第28回インターフェックスジャパンに出展

オーエム機械は2015年7月1日から3日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた医薬品・化粧品・洗剤の研究開発・製造技術国際展「第28回インターフェックスジャパン」に出展しました。2011年の「第24回インターフェックスジャパン」に初出展してから、今回で連続5回目、分社化によりオーエム機械となってから初めての出展となります。

 

 

 

ブース来場者は
昨年から15%増加しました

インターフェックスジャパンは、医薬品・化粧品・洗剤の研究開発や製造技術に関する国際展示会です。包装機械メーカーはもちろん、包装資材・製造装置・検査装置等のメーカーや設備ラインを構築するエンジニアリング会社、薬品の受託製造を行う会社など多数の企業が出展しました。

今回は871社が出展し、3日間で合計3万2452人が来場し、オーエム機械のブースへの来場者数は昨年よりも約15%増加しました。今回、オーエム機械が出展したのはスマートシステム搭載、多軸サーボドライブ、バルコニー構造、マルチサイズの添付文書供給装置など、高機能を搭載し、省スペースを実現した最新型モデルの「VCPC240型スマートカートナー」です。自動供給装置についてはパラレルリンクロボットを使用し、1ピロー、5ピロー、10ピローの集積を交換部品なしで対応できるよう改善した新バージョンを展示しました。

 

 

最新型モデルの
「VCPC240型スマートカートナー」

医薬品業界では、商品バーコード表記を現行のJANコードやITFコードから、GSIデータバーと呼ばれるバーコード表記に変更することが2015年7月から義務化されましたが、それに対応する捺印ユニット装置も出展し、高い評価を得ました。

医薬品業界は、大手ジェネリック医薬品会社を中心に受託製造会社などでも生産量・生産効率や商品品質向上を目的とした設備投資の拡大が期待されている業界です。薬という人の命に係わる商品を扱うだけあって、とくに生産する商品の品質管理についての要求は非常に厳しく、機械もそれに応じた性能・精度・能力を求められています。オーエム機械では、こうしたニーズをしっかり把握して機械の改善などを進め、ユーザーの期待に応えられるように努めています。

 

ダイワボウグループ

復興地域の未来の創造に寄与します
RADIEX2015に参加

ダイワボウグループは東日本大震災の復興支援を目的に支援チームを立ち上げ、グループ企業の繊維製品加工技術やファイバー製造技術を結集し、被災地のニーズに応じたソリューションの開発・提案を行っています。昨年に引き続き2015年7月15日から17日の3日間、科学技術館(東京都千代田区)で開催された「環境放射能対策・廃棄物処理国際展RADIEX 2015」に出展しました。

 

 

 

グループの技術・製品で
震災復興に貢献します

RADIEX2015は、環境放射能対策に特化した専門展示会であり、今年で4回目の開催となります。測定、除染、廃棄物処分に関する技術や製品が展示され、会場では政府の中間貯蔵に関する最新動向や被災地の環境回復の取り組みについてのフォーラムも開催されるなど、復興事業を進める国内の事業者だけでなく、海外からの多数の来場者があるなど日本の技術が注目されています。

ダイワボウグループは、ダイワボウポリテックのひび割れを自己治癒させる機能を持たせたコンクリート用強化繊維「マーキュリーC」、ダイワボウプログレスの除染廃棄物仮置き場用通路シート「エアスカイ」、カンボウプラスの除染後の土壌仮置用コンテナバッグ「ケービーバック」などグループ企業の技術・製品を展示しました。当社の展示ブースへは多くの方に足を運んでいただきました。

当社は今後も”繊維”の力で被災地のニーズに対応する製品を展開し、復興地域の未来の創造に寄与することを目指します。

 

ダイワボウポリテック

フェイスマスク基材でアジアトップを狙う
上海CBE2015で活発な商談

ダイワボウポリテックは2015年5月19日から21日の3日間、中国・上海新国際博覧中心で開催されたChina Beauty Expo 2015(上海CBE2015)に出展しました。今回で20回目の開催となるCBEは世界26カ国から2,120社が出展し、来場者数は31万人を超えるアジア最大級の展示会です。

 

 

 

ダイワボウポリテックと
ダイワボウレーヨンが
連携して展示会に参加しました

ダイワボウポリテックはフェイスマスク基材に特化したスパンレース不織布5種類を展示しました。ダイワボウレーヨンの丸断面特殊レーヨンの「ベーリービーズ」を原料に透明性を追求した不織布、また、備長炭を練り込んだ特殊レーヨンを使用した不織布「チャコーレ」の2種類の新製品をこの展示会で発表しました。主に中国、韓国、台湾の化粧品メーカーやフェイスマスク加工メーカーからの関心は非常に高く、ブースでは連日、活発な商談が行われました。

2014年の中国化粧品市場は約2兆7千万円に達し、そのなかでもフェイスマスクは2013年から急成長し、他の不織布メーカーとの競争は激化しています。そのような環境下でもダイワボウポリテックの衛生材向け不織布の販売は日本市場はもちろん、アジア地域への販売が拡大しています。今後もダイワボウグループの総合力と独自の製造技術、機能性原綿を用いた不織布の一貫生産体制で、市場のニーズに素早く対応するビジネスを展開することでアジアトップシェアを狙っています。