10月27~28日岡山で「DISわぁるど」 “IT前線上昇中!” はれの国OKAYAMA

 

D I S が地方中核都市で毎年開催しているI T関連の総合展示会「D I S わぁるど」は、今秋10月27、28の両日、岡山市北区の岡山県総合展示場(コンベックス岡山)で開かれます。岡山市では当初7月に開催する予定でしたが、東日本大震災を考慮して秋に延期したもので、中四国地方での「わぁるど」は2007年の広島市、09年の松山市に次いで2年ぶり3回目となります。「I T 前線上昇中! はれの国OKAYAMA」をキャッチフレーズにうたう岡山わぁるどには、100社を超す国内外I T 関連メーカーが出展、2日間で1,300人強の来場が予想されています。
岡山県は交通基盤の充実など中四国のクロスポイントとしてヒト、モノ、情報の交流拠
点となっています。また全国屈指の温暖な天候に恵まれた「晴れの国」で、台風や地震などによる自然災害による被害が少ないのも特筆されます。さらに県内を流れる3大河川による豊富な水量を背景に昔から農林水産業が発展し、一方で水島コンビナートを背景にした重厚長大・石油化学工業に加え、陸海空の三拍子そろった物流・交通基盤の充実によって各種産業の注目度も高まっています。
展示内容はやはり、クラウドコンピューティングの流れを意識した提案に各社力が入りそうです。またパソコン関連ではスレートPCやアンドロイド端末の出展が中心となる一方で、仮想化、VPN、WiFiなどネットワーク分野や電磁環境の悪化を防止するEMC関連の新製品などが充実するものと予想されます。このうちアンドロイドに関しては、D I S がメーカーと「アンドロイド会」とユーザーをそれぞれ繋いで、アンドロイドのビジネス利用を提案する各種企画も計画されています。

 

 

主催事務局となるD I S 岡山支店の西克典支店長は、岡山でこれだけ多くのI T 関連企業が集結する展示会はほとんど経験がないだけに、取引先販売店やユーザーに豊富で充実した最新I T 機器、ソリューションを体感してもらいたいと決意を語ります。また「仕入先メーカー様以外にも岡山支店と取引のある販売店様にもご出展いただき、多くのユーザー様に販売店様のソリューションも体感いただくとともに、地元密着を標榜するD I S ならではの展示商談会にふさわしく、アパレル・繊維企業向けのI T 活用提案にも注力したい」としています。
岡山県は学生服生産額で年間400億円強と全国の7割を占め、またユニフォーム生産やジーンズカジュアル製品でも圧倒的シェアを占めます。隣接の広島県東部とあわせた「三備地区」は質量ともに充実した繊維集散地として注目されており、同わぁるどではこれらアパレル関係向け各種システムなどを集約した「アパレルI T ソリューション・コーナー」の設置なども計画されています。
昨年11月に開かれた富山での「D I S わぁるど」には、初めてダイワボウグループの紹介ブースが設けられ、グループ企業から各種差別化商品が披露されましたが、岡山展ではさらに踏み込んだダイワボウグループからの出展によって、I T と繊維とのコラボレーションの進展が期待されています。

「WiMAX」サービス一段と進化 内蔵PCなどで ブロードバンドの世界提案

 

DISは次世代高速モバイル通信の「WiMAX」(ワイマックス)サービスを展開していますが、スマートフォンやタブレット端末などの普及で今後、大容量高速通信のニーズが高まる中で同事業の果たす役割はますます重要になるとして一段と取り組みを強めています。
WiMAXは無線のひとつで、2009年7月からUQコミュニケーションズ(UQ)がサービスの提供を開始した高速・大容量のワイヤレスブロードバンド通信として注目されています。DIS でも同年7月のスタート時からUQの設備を借り、「D I SmobileWiMAX」の名称で同じサービスを提供しています。
ところで無線にはWiMAX以外に携帯電話回線の3G(スリージー)やWiFi(ワイファイ)などがあります。WiMAXの場合はパソコンなどの機器を会社の中だけではなく、外出先の企業内や自宅、さらには移動中を含めいつでもどこでもインターネットに接続できます。そして何よりも下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの超高速でストレスを感じさせないのが大きな特徴で、6月末現在、WiMAXの契約数は国内で103万件を数え、基地局数は1万5千局(5月末)に達しています。ちなみに霧島国際ホテルの会議室及び全客室でもWiMAXが利用できます。なお一部地域や地下街、交通機関などでWiMAXが接続しにくい際にも、全国5,000 ヵ所以上にアクセスポイントを持つ「UQ WiFi」サービスで、WiMAXが活用できます。
さてあらためてWiMAXの特徴ですがまずは下り最大40Mbpsというその高速性があげられます。つまり携帯電話の3G回線より高速通信のため、ユーチューブなどの動画もストレスなく閲覧できます。
第2の特徴は、手続きが簡単で即利用できる点。申し込みはWiMAX接続機器に結ばれたパソコンやスマートフォンから可能で、申し込みサイトから必要事項を入力後約2~3分(クレジット決済の場合)でインターネットが利用できます。なおD I S の場合は「DIS mobile WiMAX」へ申し込むだけで利用が可能です。
第3は設置の簡便さ。有線の「工事」は不要で、WiMAXルーターだと窓際などWiMAXの電波状況がよい場所へ置くだけで、ルーターのLEDランプを確認すれば電波状況が分かるようになっています。もちろん引越しする際にも停止・再開などの手続きや工事とは無縁
で、引越し前に購入したWiMAXルーターは引越し先でそのまま活用できます。
4番目は、WiMAXは世界標準規格の通信技術であり海外でも利用できるということ。ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルルなど全米70都市はもちろん、アジア圏では韓国のソウル、プサン、テグ、インチョンなど主要都市で利用可能となっています。
そして5番目が続々登場するWiMAXを使うためのバラエティ豊かな製品群で、そのひとつがD I S 推奨のWiMAX内蔵ノートパソコン。WiMAX接続機器を別途購入する必要はなく、また契約の手続きを行うだけでWiMAXが利用できます。D I S では現在、一部のWiMAX内蔵パソコン向けに、「D I SmobileWiMAX」を最大2ヵ月間無料で試すことができるサービスを提供しています。サービス営業グループでは「ぜひこの機会にWiMAXを体験していただきたい」と呼びかけています。

WiMAXサービス、キャンペーンに関するお問合せ先
ダイワボウ情報システム株式会社 サービス営業グループ
TEL 03-5746-6293
受付時間 / 9時~ 17時45分まで(土・日・祝日除く)
WEB http://www.diswimax.jp e-mail support@diswimax.jp

 

DISアートワークスとカンボウプラス 電子看板事業で提携し日本市場開拓

 

ディーアイエスアートワークス(菊井薫社長)とカンボウプラス(柏田民夫社長)の協業によるサイン(屋外広告)市場向け電子看板サービスが注目を集めています。今年4月1日から「サインプラスⓇ デジタルサイネージパック」ブランドで発売を開始、すでにリゾートホテルでのオプショナルツアー案内や食品メーカーなどでの展示会、工場見学案内として全国で稼働しています。
デジタルサイネージ(注)は、従来の紙媒体に替わって広告や緊急時掲示板の役割を担う新メディアといわれ、2015年には1兆円産業に成長すると予想されています。カンボウプラスが持つ店舗・ホテルなど各種施設向けのサイン事業とアートワークスのコンテンツ制作事業との融合でこの新市場へ開拓を目指して協業を開始したものです。グループ連携の新ビジネスとして期待が高まっており、今後はダイワボウホールディングスグループ各社のお客様への展開なども視野に、一段と拡大を目指します。

(注)「デジタルサイネージ」(電子看板)=表示と通信にデジタル技術を活用し、
平面ディスプレイやプロジェクターなどで映像や情報を表示する広告媒体。