※繊維事業は、2024年3月27日をもって当社グループから独立いたしました。

ITインフラ流通事業

(百万円)
2023年
3月期
2024年
3月期
売上高 828,997 894,693
セグメント利益 25,394 28,244

 全国各地の営業拠点において対面訪問の機会が増加し、円滑なコミュニケーションにより好調な企業業績を背景としたIT投資に関連する多くの商談が発生しました。また、2025年10月に控えるWindows10サポート終了や、2025年3月期から徐々に本格化するGIGAスクール端末の入れ替えに関する相談も増加しています。PCは第4四半期に需要の高まりを見せたことで販売台数が増加し、単価上昇も相まって売上高は前年同期を上回る結果となり、あわせてPC、タブレットなどのデバイス製品を中心に周辺機器やサービス&サポートの付加価値提案・複合提案を推進し需要を獲得しました。特に中型から大型のIT投資案件を安定的に受注したことで、企業・官公庁向けの販売実績は前年を上回りました。iKAZUCHI(雷)を通じたクラウドサービスなどの拡充や提案活動を強化し、重点施策であるサブスクリプションビジネスについても売上高が順調に拡大しました。

 以上の結果、当事業の売上高は894,693百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は28,244百万円(前年同期比11.2%増)となりました。

繊維事業

(百万円)
2023年
3月期
2024年
3月期
売上高 61,980 59,210
セグメント利益 1,499 1,580

 合繊・レーヨン部門では、フェイスマスク・制汗シート等の不織布製品は堅調な需要に支えられて販売数量を伸ばしましたが、衛材用原綿の在庫調整や米国住宅市況に関連した需要の低迷、原燃料価格の高止まりなどもあり、利益面で苦戦しました。産業資材部門では、建築シートやベルト関連は堅調に推移、ゴムスポンジは収益改善したものの需要回復が遅れるカートリッジフィルターは伸び悩みました。衣料製品部門では、米国向け輸出の需要低迷はあったものの、一部の国内アパレル向けが堅調に推移したことや価格転嫁の実施による収益改善などもあり、前年比では増益となりました。繊維事業全体としては、原燃料価格の高止まりや主力製品の販売不振が響き、特に利益面において期初の業績予想から大きく乖離する実績となりました。

 なお、2024年3月に大和紡績株式の85.0%を譲渡しておりますが、数値としては12か月分を反映しております。

 以上の結果、当事業の売上高は59,210百万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は1,580百万円(前年同期比5.4%増)となりました。

産業機械事業

(百万円)
2023年
3月期
2024年
3月期
売上高 12,170 13,213
セグメント利益 886 1,032

 工作機械部門では、風力発電や高効率タービンで需要のあるエネルギー業界や、コロナ禍により低迷していた航空機業界向け小型エンジンの需要回復がみられました。一方、活況が継続していた中国市場は特に風力発電業界において在庫調整局面を迎え需要が減少しました。自動機械部門では、仕入原価高騰の影響を受けました。


 以上の結果、当事業の売上高は13,213百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は1,032百万円(前年同期比16.4%増)となりました。

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