ダイワボウホールディングスは、「ダイワボウグループ企業行動憲章」の改定をはじめ、ESGに関連する基本的な考え方やグループCO2排出総量の削減目標などの積極的な情報開示を推進しています。

グループ企業行動憲章10原則の改定

2021年12月23日、当社は「ダイワボウグループ企業行動憲章」を改定しました。プライム市場移行によりガバナンスのさらなる強化が期待される中、グループを持続的に発展させていくために全社員が意識を共有することを目的としています。

 

主な改定ポイントは次の三点です。まずESGやSDGsの要素を取り入れ、「持続可能な経済成長」「社会的課題の解決」「人権と多様性の尊重」「職場環境の充実」「環境問題への取り組み」などを加えた新たな10原則が設けられました。


次に「人権と多様性の尊重」は対象をすべてのステークホルダーに拡大し、「職場環境の充実」については個々のスキル強化のための人材育成と職場環境を充実させることを明示しました。

 

そして従前より経営トップが率先して憲章の周知徹底と危機対応を実施することが明記されていましたが、昨今のさまざまなリスク要因を踏まえて、対応と徹底のため実効力あるガバナンス体制を構築することを「経営トップの役割と本憲章の徹底」として追記しています。

三つの領域での基本的な考え方を明示

同じく2021年12月に「人権」および「ダイバーシティ」、そして「サプライチェーンマネジメント」の三つについて基本的な考え方を制定しました。まず人権については、グループ企業行動憲章に「人権・多様性の尊重」を掲げ、すべての人々の人権を尊重し、いかなる差別も行わないこと、世界人権宣言などの国際的な行動規範を尊重し、持続可能な社会の創造に向けて、高い倫理観をもって行動することが明示されています。


そして当社グループの事業に関わるバリューチェーン全体において、すべてのステークホルダーの人権を尊重し、従業員および当社グループのサプライチェーン上で働く労働者の一人ひとりの人権が尊重される職場環境を提供するとしています。ダイバーシティについては従業員のキャリア形成や能力開発に努め、多様性、人格、個性を尊重する働き方を実現するとともに、健康と安全に配慮した働きやすい職場環境を整備します。


また従業員の一人ひとりが自身の個性や才能を存分に発揮するために、あらゆる多様性を尊重し受け入れる環境(ダイバーシティ・インクルージョン)とワークライフバランスの実現を目指します。そしてサプライチェーンマネジメントについては「人間社会と地球環境に役立つ未来の実現」の経営理念を掲げ、お客さま第一を経営の根幹に、事業活動を通じて関係するサプライチェーンの課題把握、持続可能な商品・原材料の安定供給に努めます。

 

同時にサプライヤーをはじめとする取引先に対して「国際規範の尊重」「人権の尊重」などの11の指針への理解と協力を求め、取引先とともにサステナビリティへの取り組みを推進することが示されています。